こんにちは、最近“舟券”が好調でニコニコ顔の中野です。
今回は半年ぶりに来院したテニス肘(右)の患者さんを紹介します。
この方、50代の女性で旦那さんと最低週一回テニスを楽しんでいます。
当院に来るときは必ず慢性化させた症状(足底筋膜炎や腰痛、膝が曲げられない))を
持ち込んでくれます。お陰で私は限られた時間内で、物凄い集中力を以って対応しています。
今回の主訴はテニス肘。3,4か月前より右肘に違和感⇒インパクトで痛み⇒現在は肘を曲げると痛い。
ってレベルになっているようです。
右肘の痛い箇所をチェックすると筋の様に硬い所が2,3箇所見つかりました。当然このコリが原因だろうが、こんなとこに鍼刺激を加えても痛みは半分も取れないので身体全体の歪みをチェックします。
うつ伏せになってもらうと身体の歪みで右の頸肩、背中、腰、膝裏が左に比べて隆起しています。
“あ~ぁ、このパターンかぁ”
この手の隆起は確実に右肘の痛みまで関連しています。この隆起を解消して、改めて右肘をチェックする事にしました。
最近見つけた万能ツボ“新坐骨”。骨盤下部の坐骨=大転子骨頭=仙骨尾骨を立体的に結んでの中央部分。ココにある最も硬い部位を押圧すると…膝裏と腰がフワッとしました。このまま背中、頸肩をチェックするとやはりフワッと緩みます。
“おぉ?”
頸肩が緩んでいたので調子に乗って右肘の硬く筋張ったコリをついでにチェックしてみると…なんかフワッとしてる感じ。
“肘をいろんな角度に動かしてみて…痛みや違和感はどうですか?”と尋ねると
“先程触られた痛みとは全然違う、痛みは7,8割減っている感じです。”とあまりの即効性に驚きながらの回答。
これは面白い。ってんで鍼一本刺したまうつ伏せ状態で20分程置鍼しました。
20分後…。
患者さんの膝裏、腰、背中、頸肩に肘が左右同じ様な高さになったので鍼一本抜いて肘の痛みを確認して貰いました。
肘を自分で触っても痛みは無いようで“今日は鍼一本しか射ってないですよね?”目を丸くしながら肘の痛みを確認しました。痛みは殆ど無いようなので(時間が余っちゃったんで)仰向けにして
“全体調整の鍼をやりますね。”
手首、足首、各関節周りにお腹の硬い場所に鍼をして全身調整処置を行い終了しました。
万能ツボ“新坐骨”?
暫くこのツボを検証してみます。 次回の報告をお楽しみに!