こんにちは。 交通事故後遺症の続きです。
前回よりちょうど10日後に来院です。
先ずは頸肩の調子を聞くと、もう辛さは無いらしいがお腹の張りが気になる模様。“でも腹式呼吸ができるようになりました”と答えてくれました。
今日も前回同様の処置で手術の傷痕もしっかり刺激を加えました。(傷痕の緊張した硬さも緩んできました)
お腹の拍動も前回よりマイルドな感じ。…ただ表層が緩むと深部にまだ硬いコリがあります。お腹と腰は関連深いので今回は仰向けでお腹を十分緩めてからうつ伏せで腰をしっかり緩める事にします。
うつ伏せで腰を緩める為、内くるぶしのツボを押しながら腰が緩むツボに鍼刺激。腰が少し緩んだら別のくるぶしのツボを押しながら腰が緩むツボに鍼刺激。内くるぶしが終わったら外くるぶし。そして内膝⇒外膝⇒もものツボ。・・・と、この作業を丁寧に繰り返します(集中!集中!)
集中した甲斐あって骨盤回りがかなり緩みました(腰が柔らかくなると血行が改善してお腹の深部が温まります)ので腰椎、仙骨の間に鍼を丁寧に刺入して10分ほど遠赤外線ライトで軽く温めました。
10分後全ての鍼を抜いて再び仰向け。患者さんに頸、肩、お腹を自らの手でチェックしてもらうと“かなりイイ状態です。お腹が温かい。満足です。”と嬉しそう。私の触診ではお腹の深部にまだコリが残ってますがお腹がだいぶ温かく、触ってて気持ち良いです。
次回は2週後のメンテナンスでやってみましょう。と、だんだん快方に向かっている気がします。本人も毎回治療効果を感じているので今後も継続的に来院してくれると思います。
お大事にしてください。
この症例を診て:この方は8カ月以上前から頸、肩、お腹の苦痛で苦しんでいたので、3,4回の治療だけでは全快とはいきません。今後も月1,2回のペースでメンテナンスが必要です。
交通事故は身体全体に衝撃を受けます。ただ、痛みや辛さが出る部位は限局的(身体が疲れてる部位に発生し易い)なので、痛みの部位のみに目を向けた治療を受け続けた事で8カ月以上苦しむ羽目になりました。
交通事故は全身症状です。もし交通事故の後遺症でなかなか改善しない場合は局所のみに目を向けてる治療かもしれません。改善が見込めずお困りの様でしたら当院にご相談ください。・・・(広告になっちゃいましたね)