2024年11月に患者さんのご紹介で来院した70代女性
経歴:正社員で定年退職まで事務を担当。退職後もパートで事務職を継続している女性
病歴:
3歳で左側扁桃腺摘出手術
5、6歳で腎臓が弱くて病院通い
40歳で子宮筋腫摘出手術
67歳で腹膜炎手術
主訴:左腰の痛みと冷え性
(痛みが首→肩→腰と移動)
治療1回目
MRI検査では、骨や靭帯に異常無しとの事。痛みは朝起き上がる時が一番痛い。足のすねの色が悪いが仕事で台車にぶつかる事が何回かあり、色が悪くなったと。
鍼を受けた事ある方
治療箇所:お腹の傷2本15㎝の硬い所、両足の趾間穴、大転子まわり、解毒、瘀血、扁桃、などでお腹と前側の首を緩める。背面は脚と仙骨、椎間など
治療後のNRS(痛みのスケール)7/10 だが、体が楽になったとのコメント
治療2回目(1週間後)
腰痛はほぼ良い。が左頸肩のコリが気になる。それと足の裏がいつも糸くずを踏んでいる違和感が抜けないと。右足踵外側に直径2㎝位の出来物がある。良くみるとイボが幾つか合体したような感じで、見た目は揚げ餅のよう。ガチガチで盛り上がっている。これが色々な症状に影響を与えている可能性がある。
治療箇所:鍼は前回とほぼ同じ➕足臨泣、気戸、肩甲骨など
※イボやタコ、魚の目などは、通常硬い箇所に線香灸を近づけて、低温火傷にする。しかし、ここまで大きくて硬く盛り上がった状態には線香の熱が伝わらない。今回は、線香灸を直に硬い箇所に押し当てて熱を感じるまでやる。熱を感じたら、隣の硬い箇所に線香を移動して同じ事を繰り返す
治療後は、身体全体がとても良い感じになったとの感想。おそらく、鍼で頸肩を緩め、線香灸で踵から熱を感じたので温まったと思われます。
初診から7回目で直径約2㎝の合体したイボが踵から取れました。
写真②
まだ芯が有る硬さがあり、線香灸は続けていますが、これが無くなればイボ治療は終わりです。
主訴の左腰の痛みと冷え性
(痛みが首→肩→腰と移動)も、良くなってきているので、月1のメンテナンスに切り替える日も近いと思われます。