こんにちは 治癒処の中野です。
今回の症例報告は、前回Wさんの施術からヒントを得た “花粉症治療”についてレポートします。
症例①
Mさん 女性 50代 病院医療事務 主訴:花粉症(目の痒みが最悪)
この方、花粉に敏感なようで1月終わりからゴールデンウイーク前くらいまでの約3か月間、毎年花粉症地獄で苦しんでいます。
以前の当院“花粉症治療”は手足のツボでお腹を緩めて…緩み切らなかった腹部と臍周りに鍼刺激を施していました。
この処置で鼻水、鼻詰まりは改善するのですが、目の痒みは効いたり、効かなかったりと、不安定な施術効果でした。
今回の報告は、あらかじめ顔の疼痛部分(主に目の周り、鼻の周り)に赤ペンで印をつけておき、(1)八風のツボ (2)趾間のツボ (3)胃の気足首 (4)膝ёжик (5)臍周り に術者が違和感を覚える各ツボを鍼刺激します(この時点で花粉の症状は少なくとも半減しています」)。
頸周辺を丁寧に点検して確実な緩みを確認したら、赤ペンで印をつけた疼痛部分を再点検します。再点検でまだ疼痛が残っている部分に黒ペンで印をつけ、セイリン顔鍼の一番細い鍼(青鍼)を根元近くまで刺入します(このとき黒ペン疼痛部は赤ペン疼痛部の半分以下)。
上記のツボを駆使して最新花粉症治療としております。
気になる効果の程は…?
Mさんは1回目の施術で目の痒みはゼロ。
2,3日後に目の痒みが徐々に復活したが以前の半分程度との事。
1週間後、2回目の施術で再び目の痒みはゼロ。顔の疼痛部分も減少してました。
5日目に目の痒みが徐々に復活したが以前の1/4程度との事。
更に1週間後、3回目の施術で目に痒みはゼロ。顔の疼痛部分は“何となく痛いかな?”
次回は治療効果が何日間持つのか知りたいので
私は“目の痒みが復活してきたら来院して下さい。”と伝えました。
症例②
前回症例報告で登場したWさん(主訴:五十肩)にも最新花粉症治療を施しましたが同様の効果を得られたのでここに報告いたします。
そして興味深い症例報告が一つあります。
症例③
Kさん 30代 女性 デスクワーク勤務 長年の花粉症持ち。
彼女は姿勢が悪いのに加えて座りっぱなりの仕事の為、慢性の腰痛に悩まされています。Kさんは月1回のペースで腰痛メンテナンス治療を受けています。
昨年の暮れに彼女は“最近法令線が凄く気になって…法令線に良い、何とかって美容液を付けていたら顔の肌が荒れちゃって…” と言うので
私は“法令線なら置き鍼が効くよ” と、花粉症用の赤ペンポイント(勿論、慢性疼痛のあるポイント)に置き鍼を10箇所くらい貼りました。
置き鍼をすると彼女の法令線はかなり薄くなり、Kさんは大喜び。
私は“置き鍼を剥がした後は毎日その周辺をマッサージすると法令線の薄さを自然にキープ出来るよ” と促しました。
それから2ヶ月後、Kさんは相変わらずの腰痛と背中の張りで来院しました。
背部の違和感を除去した私は、“もう花粉症出てるよね?花粉症の治療も追加しますか?” と言うと
“以前教えてもらった目の周りのマッサージ…あれを毎日してるからか?目は全然痒く無いんです。凄く楽。”
なんと?彼女は2ヶ月前に教えた法令線マッサージを毎日する事で花粉症予防も兼ねていたのです。法令線は以前よりも断然薄くなり、
パソコンデスクワークによる目の奥の頭痛も軽減し、花粉症対策も兼ねた “正に棚ぼた効果”です。
いかがでしたか?最新花粉症治療の報告は…この術式は3月の時点で、まだスタッフ全員には伝授できていません。
最新花粉症の施術、問合せは中野、山際、山根までご相談ください。