前回の治療より1週間後。治療の甲斐も無く…Kさんはびっこを引きながら来院。
前回の効果なし治療を反省しつつ考察しました。
中野の呟き…“治療後は痛みが減った状態になったんだから太もも周りを緩めるのは正解なハズ。とすれば…緩みが持続しなかったのは、Kさんの太ももを引き攣らせている原因の場所をアタック(治療)出来なかったからだな”
一番怪しいのは…やっぱ手術の古傷だろう。って事で今回の治療はお腹の手術痕を丁寧に探っていきます。
手術痕の深部が硬い所を左手で押しつつ…太ももが緩むところを探していき、そこに鍼刺激を加え(約20本)静置10分。
太ももの張りを確認すると…前回の治療より自然に緩んでいる気がします。
次はうつ伏せです。背中の手術痕周りの硬結に鍼刺激後10分静置。
患者さんに歩行してもらい感想を尋ねると “太ももと股関節が重だるくて良く分からないです” って言います。
太ももが前回よりナチュラルに緩んでいたので “とりあえず駅までは痛みが無いと思いますよ” と言うと “期待してます” との返事を頂きました。
“効いてて欲しいなあ”・・・
10/26 Kさんの予約メール
先日は有難うございました。
駐車場に戻る途中は、右足に力が入らない状態でしたが、痛みは軽くパン屋さんに寄り道も出来ました。
今は右足の痛みが戻っていますが、幾らかずつ良くなっている様に思えます。
酷い状態でしたので時間がかかるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
少し効果があったようです(ちょい安心しました)。次回の予約は1週間後なので更にお腹の手術痕をチェックしていくつもりです。
Kさん来院。右足のびっこは多少マシに見えます。
仰向けで手術痕を細かく丁寧にチェック。お臍周りの深い位置に硬さが感じ取れます。更にチェック。手術痕の外側2cm位の両側で深~いトコにも硬さを感じます。これらの硬さを指で押しつつ、太ももの張り、テンションを確認すると明らかに緩んだ感触です。これらの深ツボに長めの鍼を根元まで刺入。血管や神経に当たらないよう注意深く僅かづつ刺入しました(鍼1本入れるのに1分位かかるので疲れます)。
鍼を入れたまま10分静置。鍼を抜いてKさんに歩行してもらい。按配を聞くと…“脚(太ももと股関節)に力が入らない”との事。・・・よしよし、いいぞ!
うつ伏せで背中の傷周りに鍼刺激。背中はステーが入っているせいか…思うように緩まず。再度歩行してもらうと “今は痛みを感じません” と言います。
“Kさん、今度病院へ行ったら背中のMRIとかレントゲン写真を借りてきてもらえませんか?どんな感じで腰に金具が入っているか知りたいので” とお願いしました。
次回も1週間後に予約します。と言って帰りました。
前回より効いてるといいなぁ。
11/2 Kさんの予約メール
いつも有難うございます。
治療をして頂く毎に、少しずつですが良くなってきている事を実感しています。
本日(10/30)1000歩足らずの散歩。特に下り坂でお尻と脛の外側がいつもの様に痛くなりましたが、今日は座り込むことも無く散歩出来ました。
これからもよろしくお願い致します。
おぉ?いいじゃん!
次回へ続く