2日目、朝から酷暑。
本日は離岸、着岸訓練に小回り方向転換、ジャイロコンパス針路航行に最も重要な人命救助訓練と課題が目白押しです。この小型ボートで訓練開始です。

指導教官と私を含めた訓練生3人で、1人は沼津港で働いている人で悩みは直ぐに船酔いする。ってのと、もう1人は葉山マリーナの若いお兄ちゃんスタッフと還暦ペーパードライバーの私です。(笑)
指導官:今日は風が強いから沖の波高を見て訓練内容を決めます。
離岸してベイブリッジをくぐって横浜港を出るとなんと風速9メートル!マジか!波か高くてメチャ揺れます。

沼津港のおっちゃんはいきなり船酔い気味。目標針路とコンパス針路で“見張り”十分に転舵、航行を繰り返します。コンパス針路ってのは写真のように針路120度から30度に転舵する場合、私は取り舵(左へ)をとってしまいます。するとコンパスは220度に向いてしまうのです。車のハンドル体感と逆の事が起こるので頭が混乱して上手くコンパス針路航行が出来ませんでした。汗汗

そして横浜港は貨物船の多いこと多いこと…漁船、停泊船、作業船にタンカー、ヨットにクルーザー…ありとあらゆる船舶が行き来します。避航しながら進路変更の練習。貨物船レベルの引き波にバウンドしながら支持速度20ノットで訓練していましたが、強風と相まっての引き波2メートルオーバーでさすがにマズいと思ったのか?沖での人命救助訓練は翌日に持ち越し。船着き場の平水面でブイを使った救助訓練になりました。
訓練は風の流れとバックギアを駆使してゆっくりと進みながら船体横に流れてくるブイを素早く救助します。試験当日は人形を使った訓練になるので絶対にバウ(船先)をブイ(頭部)に当てるな!と五寸釘を刺されます。

夕方、2日目の訓練が終わりました。翌日は実地訓練の後…実地試験が待ち構えます。コンパス針路が苦手(混乱してしまう)な私は、帰りに急いでホームセンターへ行き、車やバイクに取り付ける車載コンパスを入手しました。早速バイクに取り付けてコンパス針路による走行運転の練習が出来ます(笑)。
その3へ続く