こんにちは、院長の中野です。
今回は以前より山際先生が診ている甲状腺疾患の患者さんを紹介します。
Mさん、女性、30代 主訴は頸椎ヘルニアによる慢性的な頸肩のコリと痛み。
病歴:幼少期に川崎病。思春期にバセドウ病。家族歴:父系は糖尿病。母もバセドウ病。
この患者さんは4年くらい前から当院に通っています。当院に来る前は毎日接骨院に通ってたそうで…ホントに辛くて気の毒な方です。
初診の頃、頸肩の凄まじいコリを私と山際先生で何度か闘い、辛さが減ってきたところで山際先生にバトンタッチしました…そしてひと月に3,4回の継続治療で済んでたようです。
この患者さん、今年の春に少し遠く(でも横浜市内)へ引っ越してから地元の治療院で施術を受けてたが、あまり効果が無かったらしく4カ月ぶりに院長指名で施術を受けにやってきました。
今回の主訴も頸肩。動かすと痛みが走り、無理して動かすと激痛があり、どうにも辛いようです。甲状腺のある頸の前(画像)は少し膨らんでいて触ると不快だと言う.
この方、本人も家族も揃って甲状腺が弱いようで…
甲状腺の弱い人は得てして頚、肩、胸部にもの凄く腫れ上がった様な…硬いコリを持参してして来院されます。甲状腺は東洋医学では“腎”なので“腎経”と呼ばれるツボの流れを改善していくと頚肩の痛みや辛さがどんどん解消されるハズです。
まずはお腹チェック。
下腹部とおへそ周りはガッチガチ.ここでガチガチお腹の特に硬いトコを3箇所、10秒程指で押して・・・(当然患者さんは痛がります) 患者さんに頸を左右に動かしてもらうと…? “あれ?さっきより動かしやすいです。” と言う事なので、手足に頭のツボ、腎経のツボを用いてお腹を徹底的に緩めれば・・・頸椎ヘルニア???(ホントの原因は甲状腺だと思うケド)による辛い頸肩のコリは解消できそうです。
次回は治療篇です。