こんにちは 治癒処の中野です。
画像1 キウイの木とフルーツトマトとナスとピーマンを栽培してます(笑)
最近、コロナウイルス対策の規制で私のアパート(1階)のベランダもとうとう全面禁煙となりました(泣)。
我がベランダには専用庭がついていて(画像1)、早朝にベランダのソファーにゆったり座ってお気に入りの
アールグレイティーを飲みながらタバコを吸って読書する。って日課がすっかり奪われてしまいました。
狭い日本から脱出したくても海外で2週間とかコロナ隔離されると思うと、なんて不自由な世の中になってしまったんだ!
との悲しみからすっかり心が病んでしまっていたので、ホントに久しぶりの症例報告となりました(笑)
さあて、今回の症例報告は脚(スネ)の浮腫み取りです。
Wさん 40代 女性 主訴:胃のもたれ、吐き気。 この方、来院の度に脚の浮腫みが酷くてツラい、と嘆いています。
前回の処置で脚の浮腫みはスッキリして嬉しそうに帰ったのですが、2週間でまた元の浮腫み状態に戻ってます。
加えて本日は胃のもたれと吐き気も伴っていました。
胃のもたれ、なので先ずは足3里のツボがある前脛骨筋を探ると…割と浮腫が見られます。次は腹、腹廻りを触診すると…
腹部全体が過緊張気味。心窩部を押圧すると “すっごい嫌な感じ” と苦そうなしかめっ面のWさん。
肋骨の際と胸骨は軽く押しただけで物凄く痛がります。
胸骨上の痛みはもろストレスから来る全身異常なので “あぁなるほど、ココかぁ!”
治療ポイントが見つかりました。後は治療ポイントに鍼刺激を加えるだけなのですが…(汗)。
“大きなキズ用の絆創膏2枚” を彼女に渡して “コイツを胸に貼ってください。”
“えぇ~アレやるんですか?”と言いながらも渋々、嫌々ながら治療室に入ってWさんは施術着に着替えます。
Wさんを仰向けにして胸骨と肋骨の付け根を丁寧に探っていくと(画像2)〇印が付いた所全てに違和感や痛みや
異常感ポイントが見つかりました。
“この格好は下着を付けないでストッキングを履いてる位、マジに恥ずかしいんですよ。”
“???(なんのこっちゃ?恥ずかしいんだろうけど…意味が分かりません…?)”
画像2 二プルに絆創膏を貼ってもらい触診するポイント
画像2のポイント全てに中国鍼1インチを刺入すると…お腹の緊張がだんだん解けてきます。そして脚の前脛骨筋を
チェックすると肝経、胃経に脾経も緩んできました。頸をチェックすると胸鎖乳突筋もふんわり柔らかになってきました。
“10分ほどこのまま置いときますね”
…………
……
10分後、頸周り、お腹周り、脚周りをチェックすると全ての部位で筋緊張が解けていました。Wさんも“お腹が楽。”
と言ってくれました。うつ伏せにして胸椎、腰椎、仙椎ー尾骨の棘間に1インチ鍼刺激 + 股関節ー仙骨間に3インチの鍼刺激。
この状態で頸の後ろ周り(邪骨)と膝後ろ、足首とふくらはぎをチェックすると、これらも全てふんわり柔らかになってきました。
鍼を抜いてWさん自身の確認タイムです。
“胃の不快感は無し、脚の浮腫みは前回までとは明らかに違う楽さ加減で頸も全然動かしやすいです。”
“芯が取れた感じです……羞恥心と引き換えにね” とお褒めの言葉を頂きました(笑)
この絆創膏貼りの胸骨治療…バセドウ病で頸肩がパンパンな患者さん、むち打ち症から右肩~右腰の慢性痛の患者さん、
腎機能が弱く脚の浮腫みが酷い患者さん、まるで妊娠してるような子宮筋腫を持ってる患者さん、3回の帝王切開で
頸肩の強烈に辛い痛みを抱えている患者さん、慢性の腕の痛みを抱えてる患者さんなど院長指名の女性患者さん10人ほど
治療してみましたが、いずれも患者さんが悩んでる部位に対しての治療効果が従来の鍼刺激よりも高かったです。
胸部のツボは今までもストレスが溜まってる患者さんにたまに使用していました。女性は寝る時もブラを付けてるようで…
毎日毎日一日中胸部を締め付けてたら皮膚にストレスが溜まります。加えて昨今のコロナウイルス対策のせいで……
みんな挙って多大なストレスを抱えている気がします。一日でも早くコロナウイルスがインフルエンザウイルス並みの
扱いになる日か来ますように。
次回は院長のバトミントン肘治療の予定です。お楽しみに