横浜市天王町の整体・鍼灸・マッサージ 治癒処 洪福寺鍼灸療院

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  • 下肢の血行障害③

    2019年11月21日

    下肢の血行障害(2)の方の続きです。

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    Hさんが2週間ぶりに来院。今日は金曜日なので仕事週末という事で最も浮腫み方が酷い脚を見せてくれます。彼女の足指、くるぶし周り、膝周りは血行が悪いので黒ずんでいます⇐お酒(ワイン)が大好き。

    4回目(2週前)の治療では足首周りが少しマシに見えたので、今回は膝を隈なくチェックすると浮腫み過ぎで膝カブが見当たりません。膝周りの施術を追加する事にしました。
    とにかく足指と足首周りです。1インチの鍼を慎重に深部まで、片足約10本×2を刺入。お腹の硬い季肋部にも鍼刺激を加えると頸回り、胸郭出口がやんわり緩んできました。
    お腹に遠赤外線ライトを当てて置鍼5分後に全ての鍼を抜きました。
    次は浮腫み過ぎの膝カブです。
    患者さんに側臥位(横向き)になってもらい膝内側と外側に中国鍼1インチをやはり根元まで。ついでに腹邪骨と呼んでる処置で頸回りと胸郭出口を緩めます。頸回りが十分緩んだら反対向きで膝内側と外側に腹邪骨を繰り返しました。

    次はうつ伏せです。もも裏ハムストリングから膝裏にかけてパンパンの脚。
    先ずはこのパンパンに硬い部位を緩めます。お尻の“秩辺”と呼ばれるツボの近くに“膝坐骨”と私が勝手に呼んでいるツボが有ります。
    うつ伏せになった彼女の膝裏も,もれなく硬く浮腫んでいるので、膝裏の硬い圧痛ポイントが“膝坐骨”で緩む場所を見つけて鍼を刺入します。

    脚全体がだいぶスッキリしてきました。
    更にHさんの肩の付け根。ここもパンパンに硬い状態です。背骨と一体化したような僧帽筋上部なのでコイツを緩めねばなりません。
    仙骨下で尾骨の横に会陽と言うツボが有ります。この手の肩こりには、その僅か下の奥に堅い硬結が有ります。コイツ目がけて3.5インチの中国鍼を片側3本づつ両側で合計6本。この処置で慢性の頸肩コリがジワジワ緩んできました。

    約5分の置鍼後、Hさんに起き上ってもらい脚、腰、肩をチェックしてもらうと…
    “(脚)が細いです、くるぶしも膝カブも一目で判るし何より内側が凄いスッキリしてます。”と嬉しそう。“肩も全然違う♪”と言ってくれました。

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    足指マッサージを毎日やるよう宿題を出して本日はこれにて終了です。来週金曜の予約を取って帰りました。
    本日の治療は手応えあったので次週まで足の細さがどれくらい持つか?が楽しみです。どうぞお大事に。

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