こんにちは治癒処の中野です。
前回の治療より2日後に来院。
Sさんの頸の痛みは殆ど変わらず、特に左を向くと痛いとの事。
触診では頸の両側に柱のようなスジが認められます。これは前回の施術で頸の表層が緩んで
その下にあった硬いコリの層が確認できるようになったのですが柱の芯が緩んでいないので
彼女の痛みや辛さは変わらず…といったところです。
お腹のみぞおち部に硬い“ダチョウの卵”のようなコリが顕著に触診できます。ダチョウの卵コリは
Sさんの肝臓付近を触診しています。東洋医学では肝臓=眼精疲労=目となります。
今日はこのみぞおちのコリを緩めていきます。これが緩めば頸の前、サイドの柱のようなスジも
緩むハズ!
脚のスネ、胃の気、腎の気と前回同様の処置に加えてみぞおちのコリに鍼を刺入。頸をチェック
すると若干緩みが出てきたような…。
Sさんを左横向きにしての棘突起間アンカーショットに大転子周りに鍼刺激⇒右横向きで同処置を
すると左右の頸は更に緩んで柱のようなスジのコリがばらけたように触診出来ました。
Sさんに起き上ってもらい頸をチェックしてもらうと“まだ痛いです”
“マジっすか?(汗)”
Sさんにうつ伏せになってもらい頭の付け根から耳の後ろまで総点検すると後頭部(特に左)に
ボコボコのコリを何か所も見つけました。
この何か所のコリに直接鍼刺激を行うとSさん曰く“鍼がズンズン重く感じます”といいます。
鍼を入れながらSさんの頸をチェックすると明らかに緩みがでています。
15分程置鍼するとズンズンが弱まったので鍼を抜いてSさんに再度頸をチェックしてもらいました。
“頸の痛みは来た時と比べると半減しています”との事ですが、まだ肩の付け根の張り感がある。
次回は1週間後の予約です。
久しぶりにヒリヒリした緊張感を抱きながらSさんの来院を待つ私(中野)です。