こんにちは
11月の初旬、左肺尖部に肥大化した直径4センチの神経鞘腫を摘出して只今リハビリ中の中野です。
まだ体力が回復していないので、1日に2名の指名患者さんしか予約を受付していない状況ですが、
皆さんの身体の不調を改善出来るよう精一杯頑張りますので、来年もどうぞよろしくお願いします。
さてと、今回の症例報告は“土踏まずと踵の痛み”のために痛い脚を引きずる様に来院された患者さんです。
Hさん 50代 女性
治療前 Hさんの土踏まずの写真です。
見た感じ両足の土踏まずがポッコリと腫れている様に見えます。触診では土踏まずから踵にかけての硬さと痛み。
ふくらはぎや脛も筋肉が緊張してる硬さが見られます。Hさんの鼠経部から腹部、腰と後頭部にも筋緊張の硬さが認められます。
頭の付け根(後頭部)は押圧すると物凄く痛がります。
治療は脚の筋緊張を緩めれば不調や痛みが取れるので、先ずは下写真のような“趾間中足骨”のツボを使いました。
上記の処置で足首からふくらはぎが緩んだら“腎;築賓と陰谷と内陰”、“嘆;絶骨”、“肝;曲泉”のツボでHさんの鼠径部を緩めました。
頭の付け根(後頭部)を触診押圧チェックをするとHさんは“全く痛く無くなった”と言います。土踏まずと踵を押圧すると痛みは50%減。
うつ伏せになってもらい、腰と背中と膝裏の緊張を緩和するために“坐骨ツボ”に3インチの鍼を刺入して膝裏の緩みを確認したら、
下の写真の様に棘突起間へ“Anchor shot;アンカーショット”処置をして土踏まず、踵を押圧チェックすると“痛みは無いです”との事。
全ての鍼を抜いたらHさんに足踏みや自身で押圧チェックしてもらいました。下は治療後の写真です。
Hさん曰く“ポッコリ膨らんだ土踏まずがスッとしてますし、(足を付いても)踵が痛まなくなりました”
私;“今はマシになってるけど、長年の疲れが溜まってる足だから…(この状態は)保って1週間くらいですよ、来週もう一回来てください”
Hさん“ありがとうございました。時間作ってまた予約します。”
私;“手術後なんで疲れ易いから1日2名しか診ていません、予約はお早めに(笑)”
Hさん“またよろしくお願いいたします。”と言うと足も軽やかにお帰りになりました。