こんにちは 治癒処の中野です。
2024年は多くの患者様に来院して頂きありがとうございました。
私事ですが11月の腫瘤手術後、少しずつではありますが切開部の痛みも緩和されてきました。
2025年は徐々に治療復帰していきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
今回の臨床ブログは“ささくれ”です。ささくれは乾燥や刺激、ビタミンやミネラル不足が起因とのことです。
ささくれ処理は根元からカットして患部を洗浄。保湿クリームを塗り絆創膏をする。とあります。
一方の東洋医学でささくれは“血虚”により肌の潤いや栄養が不足した身体の状態を表します。
私たち治癒処スタッフは日々の按摩や鍼のツボ取りなど、通常の人よりも指先を多く使っているせいか?
スタッフみんな、ささくれがよくできます。そしてささくれはより多くの負荷をかけている指の爪甲根部に
よくできます。
この爪甲根部は東洋医学で井穴と呼ばれている部位で“瘀血”を取り除く井穴刺絡の場所でもあります。
指先をたくさん使う事で毛細血管にうっ血ができると指先が重だるく、指が感覚鈍麻になります。
私は身体が“ささくれ”を造り、ささくれを引っ張りむしる事で澱んだ指先の血を排出してくれ!と
身体が語っている様に感じています(笑)。
ささくれをピンセットで摘まみます。
引っ張りむしります。
指を圧迫して瘀血を絞り出します。
瘀血を全て絞り出したらアルコールで軽く消毒して終了です。
ささくれ処置終了後は指先がメチャ軽く、指の感覚も鋭さが戻りました。これで来年も高感度のツボ探しが出来ます(笑)。