こんにちは 治癒処の中野です。
今回は山根先生の花粉症治療報告です。
Sさん 50代 女性 主訴:30年来の花粉症(一年中)年に数回はドッカンと重い症状になる。
鍼治療は初めてで怖いが意を決して来院した。目の痒みも酷いが鼻から喉の痒みが酷い。
服薬はアレロック、オノン、ゼスランだそうです。
仰向けで触診:頸肩がパンパンに張っているが本人は気にならない。鼠径部は両側とも痛い。臍周りが異様に硬い(アレルギーのツボです)、足指を揉むと飛びあがるくらい痛い、胃の気は滞っている。
治療は足指の爪のカド両側にPP弾と呼んでいる小さな銀粒を片足10箇所、両足で20箇所貼り付けると胃の気(スネの硬さがフワッとしてきた)が流れ始めた。
Sさんの鼠径部をチェックすると緩みが出ていたのでついでに臍周りと頸肩もチェックするとやはり少し緩みを確認出来た(さすがPP弾、効果てきめん)。
次に臍周りの硬さの残る部位に鍼を刺入(ここがキモ)。初鍼なのでベッド上で暴れて欲しくないので細く短い鍼を使いました。軽~く響くようですが大丈夫との事。頸肩と扁桃部の胸鎖乳突筋は更に緩んで頸奥のゴリッと邪骨か触れるようになった。鎖骨下の兪府のツボ、くるぶしの内と外に置き鍼(パイオネックス)を貼って10分間静置。丁寧な施術を心がけたのでSさんは大人しく受けてくれました。
うつ伏せはお尻周りの筋肉を緩めるのに仙骨部をしつこく指圧して背中と腰の緩みを確認できたので、初回の治療は終了しました。
治療後Sさん曰く“?頸が緩んだせいか?何となく楽”との事。1週間後の予約を取ってお帰りになりました(笑)。
2回目:前回治療後、くしゃみが減ったとの事です。今回も前回と同様にPP弾+臍周り+うつ伏せ鍼治療。置き鍼パイオネックスを貼って終了しました。
3回目:1週間後に来院、花粉症状はだいぶ楽。今回から少し長めの鍼を臍周りに使い始めると・・当然しっかりツボに当たるので鍼の刺入部位がズンズン響いてツラそうでしたが、効果を感じ始めているSさん。頑張って耐えてくれました(笑)。
この後も週一で2回、同様の治療を施すと花粉症状はすっかり落ち着いてしまい、30年間苦しんだ事を物凄く悔しがっていました。
Sさんは今でも月2回のペースでメンテナンス治療を受けに来ています。現在は服薬をしなくて済んでいる事がとても嬉しいと言ってくれました。