飛蚊症①微生物を顕微鏡で見たような塊。これが黒くなると飛蚊症。
飛蚊症②ゼリー状のガラス体の中に微小の塊ができる。
患者:C.マッカーシー男性。40代半ば。デスクワーク。
2週間くらい前から右目のみ黒い物体が何個も見えて視野が狭く辛いと言う。
最初にEye floaters で困っていると言うが、何のことかサッパリ分からず、スマホの画像を見せてくれて何となく分かりました。
実を言うと私は画像(1)の写真を見て“目の上にゴミが乗ってるヤツか…自分もたまに見えるな”と思ってました。これが飛蚊症に発展するとは思ってもみませんでした。
画像(2)の眼球の硝子体と呼ばれるゲル状の液が所々で硬くなり寄生虫みたいなのが見えるようになるそうです。眼科のドクターは飛蚊症の有効な治療は無いとの事。オリエンタルな医療でどうにかならないか?との相談です。
さて、eye floatersの治療です。治療と言っても原因を考えると眼球周りの血行を改善させるしか思いつかないので、(1)眼窩周りを指で押して“痛い”“硬い”“違和感”のある場所を毎日丁寧にマッサージする。(2)眼球、目の奥が痛いので足親指の硬くて痛い“行間”のツボを毎日強めにマッサージ。
(1)、(2)を毎日の宿題にして、細かいディスプレイのスマホは当面禁止。ルテインを摂取するように指示しました。
1週間後。飛蚊症の黒い蚊が半分に減ったと嬉しそうに報告してきました。眼窩内刺鍼(眼窩を構成する骨に沿って眼球を避けながら鍼を2センチ位刺入する)を施すと更に良くなるんじゃないか?と図を描いて説明すると…NO!!I CAN’T! と言います。私も飛蚊症で眼窩内刺鍼の効果が分からないので、じゃあこのまま前回の指示を続けてくれ。と言いました。
結果は1カ月後に症例報告します。お楽しみに。